CFexpressカードを選ぶとき、「どうせなら大容量の方がいい」と思って2TBを買おうとしている人、ちょっと待ってください。
気持ちはすごくわかります。カードを交換する手間がなくなるし、容量を気にせず撮れるなら最高じゃないか——そう思いますよね。
私も同じでした。もともとは512GBを使っていたんですが、合同コンサートや授賞式に行くと複数グループを撮りまくるので足りなくなることが増えてきて。「もう思い切って2TBにしてしまおう」と購入したんです。
でも実際に使ってみると、2TBには思わぬ落とし穴がありました。
私はK-POPマスターとして長年ペンサやコンサートで撮影してきましたが、HOMAN 2TBを使った経験から正直に言います。2TBは買わなくていいです。
理由は大きく2つ。コスパが悪すぎること、そして500GBを超えたあたりから書き込み速度が落ちてくること。
ペンサで推しを撮っているときに「あれ、なんかカメラの動きが重い…」となったら最悪ですよね。そんな経験をしてほしくないので、今回はCFexpress 2TBをおすすめしない理由と、代わりに512GBを複数枚運用するべき理由を解説します。
2TBをおすすめしない理由① コスパが悪すぎる

CFexpress Type Bの2TBは現在Amazonでも10万円を超えることが多く、高いものだと15万円以上するものもあります。
一方で512GBなら1枚あたり2〜3万円前後で買えます。512GBを3枚揃えても合計6〜9万円で、2TB1枚より安くなります。しかも3枚あれば合計1.5TBとほぼ同等の容量を確保できます。
「1枚で管理できる方が楽」という気持ちはわかりますが、コスパで計算すると512GB複数枚の圧勝です。
さらにもう一つ重要な点があります。カードは消耗品です。万が一2TBが1枚壊れたら、10万円以上のデータとお金が一瞬で消えます。512GBなら1枚壊れても残り2枚があるので、リスク分散になります。ペンサで撮った推しのデータが全部消えるリスクを考えたら、複数枚運用一択です。
2TBをおすすめしない理由② 500GBを超えると書き込みが遅くなる
これは実際に2TBを使って気づいたことです。
R3でJPEGだけで撮影していると、1枚あたり10〜20MBほどのデータが積み重なっていきます。枚数にして約5万枚、容量にして500GBを超えたあたりから、体感できるレベルで書き込み速度が落ちてきます。
具体的には撮った写真を液晶でプレビューしようとしても次のコマに移るのが遅くなったり、連写後のバッファ解放に時間がかかったりするようになります。
ペンサの撮影中にこれが起きると本当に焦ります。推しを撮りたいのにカメラの動作がもたつく——あの感覚はストレス以外の何物でもありません。
512GBであればそこまで大量のデータを1枚に詰め込むことがないので、パフォーマンスが安定しやすいです。1枚がいっぱいになったら次の1枚に切り替えるサイクルで使う方が、カード本来の速度を常に引き出せます。
実際に使っているおすすめCFexpress 512GB 3選
CFexpressカードは種類が多くて何を選べばいいか迷いますよね。ここでは私が実際に使ってきたブランドから、512GBのおすすめを3つ紹介します。
① HOMAN 512GB|最強スペックの本格派
読み込み:最大1800MB/s 書き込み:最大1700MB/s
マスターの中でも知る人ぞ知るブランドがHOMAN(ホーマン)です。読み込み1800MB/s・書き込み1700MB/sというスペックは現行のCFexpressカードの中でもトップクラスで、R3やR5の高速連写にも余裕で対応できます。
メーカー10年保証がついているのも大きなポイント。カードは消耗品なので長期保証があると安心感が段違いです。
ただし価格はかなり高めです。正直なところ、本格的にマスター活動をしていてガチで機材に投資できる人向けの1枚です。初めてCFexpressを買う人にはまず②か③をおすすめします。
👉 Amazonで価格を確認する → HOMAN CFexpress Type B 512GB
こんな人におすすめ 機材に妥協したくない本格派マスター・長期保証を重視する人
② SanDisk 512GB Extreme PRO|信頼と実績の定番
読み込み:最大1700MB/s 書き込み:最大1500MB/s
CFexpressといえばまずSanDiskというくらい、プロカメラマンからマスターまで幅広く使われている定番中の定番です。
読み込み1700MB/s・書き込み1500MB/sとR1・R3・R5の要求スペックをしっかり満たしており、ペンサでの高速連写でもバッファ詰まりはほぼ起きません。実際に私も長年愛用していて、一度も書き込みエラーやデータ破損が起きたことがありません。
価格もHOMaNと比べると手が届きやすく、初めてCFexpressを買う人にも最初の1枚としておすすめです。
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こんな人におすすめ 初めてCFexpressを買う人・信頼性重視の定番を選びたい人
③ Lexar GOLD 512GB CFexpress 4.0|次世代スペックの高速モデル
読み込み:最大1750MB/s 書き込み:最大1500MB/s
Lexarの GOLDシリーズは新世代のCFexpress 4.0に対応した高速モデルです。読み込み1750MB/s・書き込み1500MB/sとSanDiskと同等以上のスペックを持ちながら、4.0規格対応によって将来のカメラボディにも対応できる点が強みです。
耐久性も高く、防水・耐衝撃・耐X線・耐温度と過酷な撮影環境でも安心して使えます。ライフタイム保証(無期限保証)がついているのも長く使うマスターには嬉しいポイントです。
👉 Amazonで価格を確認する → Lexar GOLD 512GB CFexpress 4.0
こんな人におすすめ 将来のカメラにも対応したい・長期保証で安心して使いたい人
3枚の比較まとめ
| HOMAN | SanDisk Extreme PRO | Lexar GOLD 4.0 | |
|---|---|---|---|
| 読み込み | 1800MB/s | 1700MB/s | 1750MB/s |
| 書き込み | 1700MB/s | 1500MB/s | 1500MB/s |
| 規格 | CFexpress 2.0 | CFexpress 2.0 | CFexpress 4.0 |
| 保証 | 10年 | 無期限 | 無期限 |
| 価格帯 | ¥¥¥ | ¥¥ | ¥¥ |
| おすすめ対象 | 本格派 | 定番・初めての1枚 | 将来性重視 |
ちなみに私自身は現在HOMAN 2TB(現在販売終了)とSanDisk 512GBを2枚の3枚体制で運用しています。2TBは合同コンサートや授賞式のような大規模イベント用、SanDisk 512GBはペンサなど普段のメイン機として使い分けています。
512GBを複数枚持つのが正解
ここまで読んでいただければわかるように、2TBを1枚買うよりも512GBを複数枚持つ方がメリットだらけです。
理由① コスパが良い
2TB1枚に10万円以上かけるより、512GBを2〜3枚揃えた方が同等の容量を安く確保できます。浮いたお金でカメラ本体やレンズに投資した方がよっぽど撮影クオリティが上がります。
理由② リスク分散になる
カードは消耗品です。どんなに高品質なブランドを使っていても、突然壊れる可能性はゼロではありません。2TBが1枚壊れたら全データが消えますが、512GBを複数枚運用していれば1枚が壊れても他のカードのデータは無事です。
ペンサで撮った推しの写真が全部消えるリスクを考えたら、複数枚運用は保険として必須です。
理由③ 速度が安定する
先ほど説明したように、1枚のカードに大量のデータを詰め込むほど書き込み速度が落ちやすくなります。512GBを使い切ったら次の1枚に替えるサイクルで使うことで、常にカード本来のパフォーマンスを引き出せます。
理由④ イベント別に使い分けられる
「このカードはペンサ用」「このカードは合同コンサート用」のように用途別に分けて管理できるので、撮影後のデータ整理もラクになります。カードごとにイベントが分かれていると、後から特定の写真を探すときにも便利です。
おすすめの運用方法
- ペンサ・サイン会 → 512GB 1枚で十分
- 合同コンサート・授賞式 → 512GB 2〜3枚持参
- 予備として常に1枚はバッグに入れておく
まずはSanDiskかLexarの512GBを2枚から始めて、余裕が出てきたらHOMANを追加するのが現実的なステップアップ方法です。
CFexpressを使うならカードリーダーも絶対に揃えるべき
CFexpressカードはSDカードと違って、パソコンにそのまま差し込めません。専用のカードリーダーが必要です。
ここで注意してほしいのが、安いカードリーダーを買わないこと。
私も最初は3,000円前後の安いものを使っていたんですが、2回壊れてデータが破損するという痛い経験をしました。せっかく信頼できるCFexpressカードを買っても、カードリーダーがボトルネックになって転送速度が遅くなることもあります。カードリーダーもちゃんとしたものを選ぶべきです。
おすすめはLexarのCFexpress Type B/SD対応リーダーです。CFexpressだけでなくSDカードも読み込めるので、1台持っておけばどちらも対応できます。USB Type-C接続なのでスマホからも直接読み込めるのが地味に便利です。転送速度も最大10Gbpsと高速なので、大量の撮影データも素早くパソコンに取り込めます。
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